浅間山の火山灰 [環境]

CIMG0959.JPG

部屋の窓を開けると浅間山がよく見える。 美しい火山である。

写真は2月の浅間だ。噴煙が東にたなびいているのがよくわかる。
上空の偏西風によって、噴煙が東に運ばれるのだ。

浅間は3万年前以降に成長した若い火山なので、その火山灰層は考古学的な鍵として非常に役立ってきた。
たとえば13000年前のYP(板鼻黄色軽石)などは後期旧石器と縄文の境界に位置し、BP(B軽石)は1108年で、古代が終わり中世の始まりを告げる鍵層となっている。

昨日、浅間縄文ミュージアムに来た練馬区の小学校のみんなに聞いたら、昨年秋の浅間山噴火の際、練馬でも火山灰が降って、車のフロントグラスの上についた火山灰にさわったという子どもが何人かいた。

今も浅間は火山灰を降らせ続けているのだ。

そうした小学生にお決まりの質問をする。  「日本に活火山はいくつありますか?」
答えは ”除夜の鐘” といっしょ。

そう 108 である。

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