メルシャン軽井沢美術館の閉館 [博物館を考える]
メルシャン軽井沢美術館がこの11月6日で閉館となる。
八ケ岳の勤める浅間縄文ミュージアムに隣接し、アート・ミュージアムとヒストリカル・ミュージアムとしてミュージアムゾーンを形成してきたが、閉館は残念でならない。
美術館は、メルシャン社が創立60周年を迎えたことを機に、ウイスキー蒸留所の樽貯蔵庫群を改修し、1995年に開館、以来16年に渡り、“アートと自然と食が融合したミュージアムパーク”として情報発信を続け、開催した展覧会は29企画、累計で約90万人の観覧者があった。
長野県茅野市にあるマリー・ローランサン美術館も、累計で200万人の観覧者があったが、この9月30日に閉館した。ローランサンといえば超日本人好みなのに・・・
小諸市郷土博物館は、すでに昨年4月から休館である。
その経営がきわめて困難な時代とはいえ、ひとつ、ひとつ、ミュージアムの灯が消えていく。
国際観光都市”軽井沢”周辺でもこの状況なのだ。
浅間縄文ミュージアムも、来年で開館はや10年。
地域における博物館の役割を考え、どのような魅力的館作りを模索するか?
ミュージアムの灯を消してはならない、まさに正念場なのだ。
2011-11-01 06:00
nice!(0)
コメント(3)
トラックバック(0)
メルシャン閉鎖、本当に残念です。
良い雰囲気の美術館でした。
レストランもおいしかったし…。
by ジュンクワ (2011-11-03 19:56)
頑張ってください。
by REN (2011-11-05 20:18)
ジュンクワさん、RENさんありがとうございます。
博物館の灯が消えるというのは、さみしいですね。
by 八ケ岳 (2011-11-05 21:55)