八ッ場ダムと天明泥流 [浅間火山]

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12月30日、今年最後のフィールド調査(江戸期浅間火山災害)に行ってきた。

天明3年(1783)の浅間山大噴火で流出した天明泥流をたどって群馬県吾妻渓谷を下った。
天明泥流は、建設の是非をめぐって大きな注目を浴びた八ッ場ダムにも流れた。

八ッ場での泥流到達高は、最大で70~80mと試算される。
八ッ場の直下の吾妻渓谷が大変狭いので、まさにダムアップが起こったとする説もある。

写真は八ッ場ダム橋脚、泥流が80mとすると、橋脚の2/3の高さまで到達したことになる。
想像を絶する巨大な川津波である。流域の村はことごとく飲まれ、1000人が亡くなった。

八ッ場ダムは、ついに建設の方向が定まったという。
いずれにせよ、こうした火山泥流災害にも多くを学ぶことが必要であろう。

※ 本ブログのご愛顧有難うございました。新しい年が良い年でありますように。
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