環境変化と人類活動 ―更新世から完新世への移行と東海地方の石器群― [研究会]

第21回考古学研究会東海例会 環境変化と人類活動
―更新世から完新世への移行と東海地方の石器群―

が開催されます。ぜひ、いらしてみては。

日時   2013年7月27日(土)
場所   三重大学人文学部3階大会議室
開催趣旨
 縄文時代草創期には、更新世から完新世への劇的な環境変化が生じた。多くの古環境データから、長く続いた寒冷な環境が急激に温暖化した後に再び寒冷化し、その後、温暖な完新世を迎えたことが分かっている。この時期に、日本列島では定住化や土器の使用、食料資源の開発、狩猟具の変質などの多面的な変化が生じた。
 縄文時代草創期の東海地方東部には、数多くの有茎尖頭器が分布し、全国的にみても遺跡が集中する箇所である。また、縄文時代草創期の土偶は東海地方西部と近畿地方東部のみで発見されている。重要な地域であるが、これまで環境との関係から人類活動の変遷が検討されることは乏しかった。近年の全国的な放射性炭素年代測定例の蓄積は、環境と石器群の対比を可能にしつつある。この会では、東海地方の縄文時代草創期の石器群の変化を周辺地域とともに検討し、この時期に人類がどのように環境に対応したかを明らかにしたい。

12:30~12:35  開催挨拶
12:35~13:15  研究報告1 三好元樹(志摩市教育委員会)
            「縄文時代草創期の生活と環境
             ―日本列島のなかの東海地方の位置―」
13:25~14:05  研究報告2 藤山龍造(明治大学・文学部)
            「ヒトの動きから″縄文時代のはじまり″を探る」
14:05~14:45  研究報告3 光石鳴巳(奈良県教育委員会文化財保存課(兼)橿原考古学研究所)
            「本州西部の縄文時代草創期:石器群と環境」
14:55~15:35  研究報告4 田部剛士(鈴鹿市考古博物館)
            「東海・近畿地方における石器群の変遷」
15:35~16:15  研究報告5 芝康次郎(国立文化財機構奈良文化財研究所)
            「九州地方における縄文時代草創期石器群の変遷」
16:25~17:25  総括討論
17:25~17:30  閉会挨拶
18:00~       懇親会

問い合わせ先:三好元樹(mmiyoshi@live.jp)


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