あこがれの「蔵書印」 [思考漂流]

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今から40年以上前の1973年、中学2年だった私は、考古学にのめりこんでいた。
当時、明治大学考古学専攻生の2年だった花岡さんが、自分の持っている本にハンコ屋で作った「花岡蔵書」という印を押していた。
「カッコイイ」
ませガキは蔵書印に憧れた。ハンコ屋に頼める金も身分もない中学生は、年賀状用のゴム版で蔵書印を彫った。
学生社『旧石器の狩人』に押された印は、いまでは行方不明である。
一冊一冊の本を愛おしむかのように読んだ時代はもはやノスタルジーか?

いまでは家族に煙たがれる大量の本をいかに整理するか、頭を悩ませている。
論文も端からPDFしている。
情報の多さに、私はついていけない。

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