尖底土器の復元修理 [博物館]

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本年度の保存修理事業で、平成3年に私が掘った尖底土器の修理をした。
御代田町塚田遺跡の土器で「塚田式」と命名された、縄文前期初頭の土器である。

委託先は、東京の文化財ユニオン。
胴下半部からを失うが、他の個体をモデルに底部までを復元した。
写真だと平板に写っているが、なかなかよく復元されていた。

色は、完全に塗りこまず、近くで復元部分がわかるようにした。
6/29日、完了前の検査に、新宿まで行ってきた。

8月頃には浅間縄文ミュージアムにて展示予定である。

博物館入館者の冷え込み [博物館]

猛暑つづきだというのに、8月の博物館入館者が冷え込んでいる。
7月は、昨年よりよかったのだが。

例年だと今の時期、私みずからレジ打ちをやらなければ間に合わないほどなのだが、
ボチボチしか人が来ない。
聞くと軽井沢の人でもイマイチなんだという。

今年は、歳入を例年より100万円アップさせられた。殿、ごむたいな・・・

苦しい戦いは続く。

ミ・ン・ナ・キ・テ・ネ

ゴールデンウィークの博物館見学者 [博物館]

縄文ミュージアムが年間でもっとも混雑するのが、GWとお盆である。

◆一昨年はガソリンが180円近くに値上がりし、チープに済ませようということで、都心から遠くない軽井沢近くの本博物館の見学者は、過去最高だった。

◆昨年は1000円高速のため、観光客が信州に降りずに、東北までいってしまい惨敗。

◆今年は、1000円高速+天候に恵まれ、客が野外に出て、博物館など屋内施設はさらに冷え込んだ。一昨年の半分近くだろう。

数値に一喜一憂したくないが、問われるのは何人が入って、いくら儲かったかだけ。
ドライブインではなく教育施設なんだけれど……どんな事をしたかは問われない。

年間目標550万円、達しなかったら議会でどう答弁しようか…
補正で減額するしかない。自腹で補充もできないし。
毎年ビクビクもんである。夏までにがんばろう。

みにきてね。マッテマス。



縄文風土笛 [博物館]

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博物館体験学習で、縄文風のオカリナを作った。

野焼き粘土で作り、1か月乾燥させて、炭火焼肉用七輪で焼いた。
ドグウや土鈴、土笛など小型品は、野焼きもいいのだが、七輪で焼くと絶好である。

七輪の中では、土笛、七輪の上では焼き肉(サンマも可)ができて一石二鳥である。
場所もとらず、安全性もあるので家庭でも焼ける。
七輪は700円くらいでホームセンターで買える。

七輪焼き縄文土偶、あなたもどうですか?

マチュ・ピチュ ケーナの響き [博物館]

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マチュ・ピチュ ケーナの響き
と題し、アンデス楽器制作家でフォルクローレ演奏家でもある中田秀一さんの制作楽器展が始まった。マチュ・ピチュなど中田さん撮影の遺跡の写真もたくさんならんでいる。
中田さんの率いるユラックオルコによるコンサートもある。
ケーナ、サンポーニャ、チャランゴ、ギターラなど美しい製作楽器を展示、楽器たちが奏でる春の音を楽しんでいただきたい。

展示期間 2010年4月9日(金)~4月25日(日)月曜休館
     9:30―17:00 入場無料
◆ コンサート 2010年4月17日(土)18:00時開演 
  大人1500円(ミュージアム窓口で販売)

会場 浅間縄文ミュージアム 
   御代田町大字馬瀬口1901-1 (メルシャン軽井沢美術館南隣)
電話 0267-32-8922 http//w2.avis.ne.jp~jomon
※ 写真はマチュ・ピチュ遺跡と中田秀一さん

縄文クッキー [博物館]

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カワラダくんクッキー

博物館のみやげ物で何かオリジナルなものはできないかと考え、重文になっている縄文中期の顔面把手(写真左はレプリカ)を模して、クッキー(右)を作った。

このコワ・カワイイ顔面把手は、川原田遺跡で出たので”カワラダくん”のニックネームがある。
1枚1枚ていねいに焼いてくれているのは、福祉作業施設ダーチャのみなさん。

1枚100円、けっこう夏は売れた。
訪問先の博物館や遺跡にもっていくと話題性がある。

浅間縄文ミュージアムご来館の折には、ぜひいかがですか。
ほのかにバターの香り、おいしいですよ。

人類を見かけない博物館 [博物館]

12月になった。

わが博物館にもぱったりと人足が途絶えた。

12月8日は観覧者ゼロ
12月9日は観覧者ゼロ
12月10日、なんと観覧者3人も!
12月11日は観覧者ゼロ

以後、3月初めまでの平日は、人類を目撃しない日が多い。
だから客がないときは、経費節減のため展示室内の電気はすべて落としておく。
臨時職員も1人だけである。

信州では12月から3月まで冬季閉館の博物館も多い。

でも無駄な時期ではなく、繁忙期への準備期間なんです。
お仕事ははかどります。

■ 12月11日までの禁酒日 8日 飲酒日3日 (まずまずです)

ミュージアム・ライヴ [博物館]

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恒例の浅間縄文ミュージアム・ライヴを11月14日夜おこなった。
プロ一人を含め、4組が出た。

ミュージアム内は、音響がよく照明も工夫されているので、心地いいライヴ空間なのである。
いっそのこと、冬は博物館の客足も遠いので、ライヴハウスとして営業しようか。

私も去年は出演し、よしだたくろうの「落陽」を歌った。
Am Em Am の あの チャ~ン チャ~ン チャン・チャン・チャンである。
リードギターは高中正義がつとめた。 (・・・らいいなあ)

今度はジュンクワさんもどうですか? あのオリジナル曲をひっさげて!

浅間山麓の尖底土器群(左)が見守る中、歌うのはMi・Chiバンド。
アンジェラ・アキの『手紙』を歌っているところである。

ボーカルの25歳の女性(中央)、なかなか歌がうまい。ルックスもいけてる。
このあとの飲み会が、やっぱとっても楽しみなのではある (・・・って、なんだぁ!)。

無論、女房には仕事で遅くなるとしか言ってない。

縄文まつり [博物館]

11月3日文化の日は、恒例の縄文まつり。

博物館の無料開放や、縄文風石焼肉、弓矢大会、火起こし大会などで賑わった。
縄文復元画家の安芸早穂子さんのマグネット作りワークショップもあり、楽しい1日だった。

息子は新型インフルエンザでダウン、ようやく今日あたりから復活した。
インフル患者が多く、月曜まで学級閉鎖である。

私はまだ調子が悪くない。ウツっていないと思うが・・・・

入館者20万人! [博物館]

本日9月22日、浅間縄文ミュージアムが入館者20万人となった。

いちおう、1年で2万人、開館10年目で20万人を目標としたが、開館6年半で達成できた。
うちの館は、軽井沢のとなりで、バイパス沿いにあるという立地条件が幸いし、予想より多くの方に来ていただいている。
皮肉なことに、人里はなれた優れた自然景観の中より、交通至便な点がいいとも聞く。

20万人目の方は、家族と川崎から来た小学校一年生の女の子、御代田町長から花束や縄文クッキー、縄文土器のレプリカがプレゼントされ、永久無料パスポートが渡された。

ただ、シルバーウイークは、GWほどの混雑は無く、静かだった。
新型インフルエンザの影響は、学校団体130人キャンセル以外は、まだ出ていない。

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