新刊 『列島の考古学 旧石器時代』 [私の書いた本]
『列島の考古学 旧石器時代』が、この5月14日、刊行となる。
目 次
Ⅰ 私たちはどこから来たか
Ⅱ 氷期の原風景
Ⅲ 石材資源を求めて
Ⅳ 技術と芸術に込められたメッセージ
Ⅴ 遊動する生活スタイル
Ⅵ 新たな時代への胎動
■ A5変型判 上製カバー装 126頁(カラー70頁) 2940円(5%税込)
堤 隆 著 河出書房新社刊
※ 希望者には著者割引(約2割)があります(送料等実費)。
jomon@mx2.avis.ne.jp に 送付先・冊数、件名:図書旧石器と書き、ご連絡を。
受付は5月20日までとします。
一般書店、アマゾンでも、もちろん買えます。
『信濃路の山頭火』 漂泊の俳人の行路 [私の書いた本]
たぶん生涯ただ1冊かもしれないが、俳人についての本を数年前に書いた。
山頭火=漂泊という代名詞になる人物、種田山頭火の昭和11年の信濃の旅についてである。
私は、4人の執筆分担のうち、佐久地方の山頭火の旅について、30頁を書いた。
分け入っても分け入っても青い山
うしろ姿のしぐれてゆくか
など孤独な句の多い山頭火にあって、佐久では明るい句が詠まれた。
あるけばかっこう いそげばかっこう などである。
信州のさわやかさが山頭火の明るい句をたまたま生んだが、通常の言動を見れば、山頭火はアルコール依存症かつ鬱病であったと思われる。
悩ましい人生は、芸術にとってはたいていプラスに転じるようだ。
ほおずき書籍刊 http://www.hoozuki.co.jp/index.php