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神子柴ブログ開設! [ニュース]

現在、神子柴ブログもやっています!
こちらも覗いてくださいね。

http://mikoshiba.blog.so-net.ne.jp/
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日本旧石器学会ニュースレター最新号UP [ニュース]

日本旧石器学会ニュースレター最新号26号UPとなりました。

http://palaeolithic.jp/index.htm
ご覧下さいね。

あわせてこれまでUPしていなかった、No.1~9号もUPになりました。
こちらもご覧下さい。

白保竿根田原を遺跡公園に:八重山毎日新聞社社説 [ニュース]

こんな社説が載りましたね。
国史跡指定というのはなかなか困難な局面があるかもしれませんが、それとは別に遺跡公園というのもいいかも。石垣はいいところだし。

◆ 白保竿根田原を遺跡公園に―古代ロマンに誘う洞穴を観光と学習に活用を

 新石垣空港建設の2010年2月、国内最古の約2万年前の人骨が発掘され、「世紀の大発見」として全国から注目を浴びた白保竿根田原洞穴が、再び市民の高い関心を集めた。それは文化庁予算で同洞穴の遺構確認調査を進めている県立埋蔵文化センターが先月30日、新空港開港後初の一般公開を行い、翌12月1日は講演会を開き、石垣島には約2万8千年前から人が住み、同洞穴は約1万5千年も人が使っていた可能性を明らかにしたからだ。

 同洞穴からは現在も頭骨の骨片や歯などが次々出土。そのうち1万6千年—1万8千年前の地層から発掘された頭蓋骨については保存状態が良好なことから、当時石垣島に住んでいた古代人の顔を復元する作業が進められているという。これが復元されると県内では港川人に次ぐ2例目になる。

 そこであらためて提案したいのが同洞穴を遺跡公園として整備し、子どもたちの学習の場や観光資源として活用できないかということだ。那覇市は旧石器時代最古級の遺跡として知られる「山下町第一洞穴遺跡」を本年度から2カ年の事業で遺跡公園として整備している。竿根田原洞穴も期待したい。

2013年12月11日:八重山毎日新聞社社説より
http://www.y-mainichi.co.jp/news/23891/

約40万年前の人類からDNA [ニュース]

スバンテ・ペーボ恐るべし!

 スペインで発見された人類の大腿骨から、これまでとしては最古の例となるDNAの解読に成功したとの研究論文が4日の英科学誌ネイチャーに掲載された。解読の結果、この骨は約40万年前の人類のものであることが分かった。
 この研究結果により、人間の遺伝子に関する知識が約30万年さかのぼるだけでなく、人間の進化が予想以上に複雑な過程をたどったことを示す証拠となるかもしれない。

 この人骨は、スペイン北部の高地シエラ・デ・アタプエルカ(Sierra de Atapuerca)にある洞窟「シマ・デ・ロス・ウエソス(Sima de los Huesos)」で発見されたものだ。この洞窟からはこれまで、28体の人骨が発見されており、当時の埋葬地と考えられているという。

研究に参加した独ライプチヒにあるマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ氏は、「この成果により、我々は今や、数十万年前の人類の祖先から採取したDNAさえも調査できることが証明された」で述べている。

スバンテ・ペーボのお父さんってノーベル賞学者なんですってね。
天才の子は天才。カエルの子はカエルか??

ついに出たか! 白保の2万年前の旧石器人骨からDNA [ニュース]

白保竿根田原洞穴からは、たくさんの旧石器人骨が見つかっているが・・・
ついに2万年前人骨からDNAが検出された。

 12月2日琉球新報 によると、石垣市の白保竿根田原洞穴遺跡で発掘された約2万年前の人骨1体から、国内最古となるDNAが検出された。旧石器時代の人骨が見つかった同遺跡に関する講演会が1日、石垣市民会館で開かれ、国立科学博物館人類史研究グループの篠田謙一グループ長が同日、発表した。
 篠田氏の分析によると、2万年前の人骨は女性で、南方系のつながりがあるとみられる。白保の人は東南アジアから海を渡って北上したグループの一員だったと考えられるという。
 篠田氏は2万年前の人骨を含む10体の人骨を分析し、そのうち5体で有効な分析ができた。「正式に論文にまとめるのは先のことだ。2万年前の人骨は1体だが、何体かのDNAが集まれば、さらにいろいろなことが分かってくると思う」と話した。
 同遺跡からは、年代が特定できたものとしては国内最古となる2万4千年以上前の人骨も出土している。今年に入ってからも、1万6千~1万8千年前の地層から頭部の骨など重要な資料が次々と出土し、東アジアにおける人類進化の解明につながると期待が高まっている。
 1万6千~1万8千年前の地層から見つかった頭骨は状態が良く、顔を復元するプロジェクトも進行している。

本州縄文人とのDNAの違いってどうなんだろう?
ともあれ、篠田先生おめでとうございます。

岩宿文化賞に加藤真二さん! [ニュース]

加藤真二 .jpg

平成25年度岩宿文化賞に加藤真二さんが選ばれました。
加藤さんは現在、奈良文化財研究所企画調整部企画調整室長(兼 展示企画室長)です。

加藤さん、ほんとうにおめでとうございます。授賞式は11月3日(以下)です。

◆ 選考理由は以下のとおりです。
 加藤真二氏は、文化財行政に資する調査研究そして古代都城制の研究を行う奈良文化財研究所の企画調整室長として、文化財研修の企画調整や古墳壁画の研究にあたる一方、学生時代から中国旧石器の研究を行い、石刃技術の発生や細石刃石器群などに関する日中両国の旧石器時代研究に大きく貢献している。
 加藤氏の研究は、実資料の観察に基づき研究を進めることを基本とし、中国大陸から見た日本の旧石器時代文化(岩宿時代文化)がどのようなものか把握することに特色を持っている。
 主要な研究テーマである細石刃石器群の研究では、河南省文物考古研究所の李占揚氏との共同研究に基づき、細石刃の製作技術として西南日本に特徴的とされる矢出川技法の起源が、中国の角錐状細石核石器群にあるという注目すべき学説を提示している。このように、加藤氏は岩宿時代研究に東アジア、ユーラシア史的な視座を提供した研究者の1人として評価できると同時に、日中両国の学界相互の橋渡し役にもなっている。
 最近の学会活動では、若手研究者を中国・韓国・フランスでの研究活動に同行し、彼らに各国の機関での講演や研究報告をさせることで、次世代の研究者が国交を超えた旧石器研究を進められるようその基盤づくりを行っている。
 加藤氏は、岩宿時代研究とは関わりのない日常業務に精勤しながらも、中国を中心としたアジア各国の旧石器時代研究を進め、それぞれの国における旧石器研究に影響を与えているだけでなく、国際的な学術交流に貢献するともに、次世代の研究者が活躍できる場の構築にも尽力しており、岩宿時代の研究とその質的向上に寄与する者に与えられる岩宿文化賞にふさわしい業績をあげている。

①第22回岩宿文化賞授賞式
  主催:みどり市
  日時:平成25年11月2日(土) 午前9時30分から正午まで
  会場:みどり市笠懸公民館1階交流ホール
②シンポジウム『武井遺跡発掘60周年』
  主催:みどり市教育委員会・岩宿フォーラム実行委員会
  共催:桐生市教育委員会
  主管:岩宿博物館
日時:平成25年11月2日(土) 午後1時30分から午後5時まで
平成25年11月3日(日) 午前9時から午後3時まで
会場:みどり市笠懸公民館1階交流ホール(資料特別見学会のみ岩宿博物館)

ヒトが解体処理したとみられるマンモス発見! [ニュース]

woolly-mammoth.jpg

旧石器人は、マンモスの毛皮だけ残して、肉を取り出して食べたんでしょうか?

英BBCによると、1万年以上前のシベリアに生息していたマンモスの死骸に、ヒトが解体処理したとみられる痕跡が残っていた、ということですね。
死骸は2~3歳のマンモスのものとみられ、シベリアの低温のため、体の柔軟な組織を保った状態で保存されていた、ということです。じつに生々しい!

ライオンなどの肉食動物に襲われた痕跡があるほか、体内の臓器、脊椎骨、肋骨と周辺の筋肉などの主要部位と脚の上部の肉はヒトの手で取り去られたとみられ、それ以外の部位は手付かずのまま残っていたようです。

ミシガン大学古生物博物館のダニエル・フィッシャー館長は「ヒトが関与した痕跡の残るマンモスの死骸が比較的完全な状態で見つかったのはこれが初めて」と話していますが、確かにそうかもしれません。

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