港川人の下アゴ観察 [人物]

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約2万年前の旧石器人骨である港川人、今回、国立科学博物館と沖縄県立博物館などの下アゴの分析結果によると、骨を接着剤でつなぐ際、右の下あごのつなぎ方がゆがんでいて、実際より横幅が11ミリ広く復元されていたことが判明したとして、日本旧石器学会でも発表があったところだ。
ゆがみを取り除くと、顔立ちはかなりほっそりとし、下あごの特徴を数値化して比較すると、本土の縄文人の集団からはかなり離れた存在であることも明らかになったという(朝日新聞記事より)。

この研究成果は、私も国立科学博物館の海部さんからも直接教えていただいた。
私の持っているレプリカの下アゴを内側から見ると、確かに縦の接着面がみえる(写真下)。
この接着面のつなぎ方がゆがんでしまったのだろう。

港川人の顔つきもスリムになるらしい。

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