古気候変動と人類に関するシンポジウム [研究会]

東京大学佐藤宏之さんからのご案内です。

日時:2011年1月19日(水)17:30〜19:30
会場:国立科学博物館新宿分館 資料館1F会議室 【参加費無料 収容50名程度】
http://www.kahaku.go.jp/institution/shinjyuku/index.html

 現在の人間活動が地球温暖化に与える影響を評価するために、地球物理学の分野ではスーパーコンピュータを用いたシミュレーションモデルが急速に発展しています。その成果は、気候の将来予想のみならず、過去の気候分布を復元することにも応用することが可能です。
 これまで、氷床コアや深海堆積物に記録されていた地球規模での環境変動の時系列データを応用することに加え、気候分布の平面的な広がりを検討することが可能になり、遺跡と植生の分布の関係など新たな生態学的な視点からの考古学研究が可能になると期待されます。
 今回の公開セミナーでは、フランスと日本で活躍されている2名のモデル研究者に、気候復元モデルの原理と応用に加え、文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究「ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相」における研究の取り組み、欧米での考古学との共同研究の事例をご紹介頂きます。
 東アジアではまだ応用事例がほとんどありませんが、様々な研究が可能な新しい地考古学の手法になると期待されます。様々な分野の方に参加いただき、将来の応用研究の可能性について議論頂ければ幸いです。

◆ 内容

(1)「古気候変動と人類の進化:気候シミュレーション実験の到達点」阿部 彩子 博士(東京大学大気海洋研究所・准教授)http://ns.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/member/index.

(2)"Modeling climate impacts on the environment of the last Neanderthals during the last glacial period: some results from the collaborations between climatologists from LSCE and archeologists from PACEA and University of Montreal" 
Dr. Masa Kageyama Laboratoire des Sciences du Climat et de l'Environnement LSCE/IPSL - CEA-CNRS-UVSQ, France.
(通訳:近藤康久・東京大学総合研究博物館・空間情報科学研究センター PD)


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