つ、ついに来た 使用痕デジタル撮影ユニット [石器]
ついに使用痕デジタル撮影ユニットがやってきた。
いや本来、金属顕微鏡デジタル撮影ユニットというべきか。
20年以上前から使っているオリンパスの金属顕微鏡BHMJ。
共に旅し、白草遺跡の荒屋型彫刻刀や各地の掻器など、数々の使用痕を覗いた戦友だ。
これには35mmのフィルムカメラが付いていて、いくつもの使用痕を撮った。
泣かされたのは、出張先で撮影した使用痕が、まったく写っていなかったこと。
フィルムの巻き上げが悪かったのだ。
また、高倍率だとピントがブレやすく、膨大な枚数の撮影を要し、
フィルム・現像代もばかにならなかった。
今回、科研で買ったデジカメと撮影アタッチメント。ああ、有難や。
これでもう、「写っていない恐怖」から解放される。
その場で見れるし、枚数も気にならない。・・・バンバン撮るゾー!
それにしても、オリンパスの代理店の若い社員がいった言葉が可笑しかった。
「20年も前の顕微鏡初めて見ました」
私は返した。「文化財級でしょ」
2011-06-17 21:54
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コメント(3)
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すごい。すごい。すごい。
今度、諏訪山の有樋尖頭器を是非分析してください。
特に焼けて先端の分割されているやつを。
by ジュンクワ (2011-06-18 00:06)
文化財的「遺物?」
すごい。カラー調整機能というのは出来るんですか?
by みぎわ はるひこ (2011-06-18 11:07)
有樋尖頭器は確かに見たことありません。
ナイフのように使ったのでしょうか?
みぎわ様、カラー調整はデジカメ上でします。
八ケ岳
by 佐久考古 (2011-06-18 13:39)