東日本唯一の多紐鏡 / 弥生時代 [展示]

表紙差替.JPG

浅間縄文ミュージアムの企画展で、東日本唯一の「多紐鏡」の展示を現在行っている。

昭和25年、伴野さんが佐久市原の畑を耕していると、弥生中期後半とみられる壺の中に入って金属片と赤い管玉25個、緑の管玉10個、勾玉1個、鉄斧1点が出土した。

ギターのピックのような金属片は、日本国内で12例しかないという多紐鏡で、東日本では唯一の事例であった。長さ4.23cm、幅2.4cm。
本来は円形の鏡の一部を、3か所穿孔してペンダントに仕上げたものであった。
紐面側に細文は見られず、凹面鏡で、半島産であるらしい。なぜ信州佐久の地に?

遺物は個人蔵のため、通常は見られない。8/31まで展示中である。
http://w2.avis.ne.jp/~jomon/plan/index.html

◆今回、『佐久考古通信』108号で、この多紐鏡の特集を組んだ。
柳田康雄(国学院大)、小林青樹(国学院大)、宮里修(高知埋文)、設楽博己(東大)、石川日出志(明治大)、小山岳夫らがこの鏡について論じている。
◆16頁 300円(+送料80円)◆申込み jomon@mx2.avis.ne.jp


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