毎日出版文化賞に 『シリーズ遺跡を学ぶ』! [図書]
第65回毎日出版文化賞の受賞作5点のうちに、『シリーズ遺跡を学ぶ』!が決まりました。
本賞は第二次世界大戦の終結後間もない1947年、出版文化の向上を願い創設、出版点数が拡大する中で、毎年、優れた出版物を選び顕彰している。
選考は、文学・芸術▽人文・社会▽自然科学▽企画(全集、講座、辞典、事典など)の4部門、今年8月までの出版物、全集などです。計255編が集まり、予備選考を経て計25編が最終選考に残りました。
◆編集長の竹内将彦さん、とにかくご苦労さまでした。おめでとうございます!
◆白石太一郎氏の選考理由「学問的レベルからみて首をかしげるようなものもないではないが」というのが気になる、推薦文でこんなこと言っちゃって、よく通った。
もしやそれって・・・・ 『旧石器ガイド』 や 『矢出川』 【拙著】ことか?!
■企画部門 <選考理由>
◆『シリーズ「遺跡を学ぶ」』=戸沢充則監修(新泉社)各1575円
◇発掘現場の感動を市民に
新泉社が刊行中の「シリーズ『遺跡を学ぶ』」の第一~三期までの七五冊が完結した。今も、日本列島の各地で数多くの遺跡の発掘調査が行われている。そこではさまざまな感動的な発見があり、地域の貴重な歴史が掘り出されている。しかし市民がその成果にふれる機会は意外に少ない。このシリーズは、各地の重要な遺跡を一遺跡一冊で取り上げ、最新の調査成果を多くのカラー図版を添えて、わかりやすく解説したものである。
執筆者は、いずれもその遺跡の調査・研究や保存に苦労してきた第一線の研究者である。なかには現在の学問的レベルからみて首をかしげるようなものもないではないが、多くは筆者のその遺跡に対する情熱が読み取れ、好感が持てる。
本シリーズは、各地の歴史遺産としての個々の遺跡のもつ大きな価値を教えてくれるものとして、その出版の意義は大きい。続けて全一〇〇冊を目指す第四期の刊行も始まったという。日本の主要遺跡一〇〇の良質でビジュアルな解説書が出そろえば壮観である。その一日も早い完成を期待したい。(白石太一郎)
編者戸沢先生へのインタビューはこちら
http://mainichi.jp/enta/book/news/20111108dde018040031000c.html
2011-11-11 07:44
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コメント(4)
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「学問的レベルからみて首をかしげるようなものもないではないが」・・・ドキ!
by A.E.G (2011-11-11 23:42)
おめでとうございます。
日頃の弛まぬ努力が稔りましたね。
意義深い業績となりましょう。
あんなことを言われて「ドキッ」としない輩が 本当はその当事者でしょうね。
心よりお祝い申し上げます。
by REN (2011-11-13 15:23)
ああ、よかった!
わたしの号でなくて、A.E.Gさんの巻のことを指していたんですね。
ご愁傷さまでした。
by 八ケ岳 (2011-11-14 21:12)
グサッ…
by A.E.G (2011-11-15 12:33)