さらば 『黒曜石3万年の旅』 [図書]
先日、NHK出版に『黒曜石3万年の旅』の追加注文を入れたところ
「あと7冊で品切れです。今後、増刷りの予定はありません」 との電話だった。
2004年に出版した本書は、2ヶ月後に2刷りが出て、その後8年が経過した。
約1万部が世に出たということになる。
立花隆さんが週刊文春に書評を書いてくれ、マイナーなこの手の本にしては部数が出た。
書くのに5年近くを費やしたが、本としての一定の役割を終えたということだろう。
「絶版」は著者としては淋しいが仕方がない。
「旅」という言葉を手掛かりに、黒曜石とそれを追う研究者の群像を描いてみたい、そう思った。
読んでくださった皆様、ほんとうに有難うございました。
2012-09-23 21:51
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コメント(6)
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本当に幻の名著になってしまうんですね。
ぜひ第二弾を書いて下さい。
by A.E.G (2012-09-24 22:00)
黒曜石を追い求める研究者のみなさんにとってはこれからも長い旅が続くのでしょうね。これを機会に再読したいと思います。
by 山のジコボウ (2012-09-24 22:47)
いい本なのに残念ですね。
少し手直しをして、別のところから
『黒曜石4万年の長い旅』というタイトルで
出してください。
by ジュンクワ (2012-09-25 21:23)
みなさま、ありがとうございました。
次は、『黒曜石4万年の長い旅』もいいですね。
by 八ケ岳 (2012-09-25 22:18)
この名著は無くならないと思います。
内容が新たに加えられるなどして 必ず復刻する筈です。
これ程 理解しやすい著書はございません。
by REN (2012-09-26 16:35)
RENさん、ありがとうございます。
by 八ケ岳 (2012-09-27 22:40)