ローセルのヴィーナス来たる! [展示]

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ボルドー展にて、日本で初めて展示されます!

旧石器時代の数々のヴィーナス像の中でもその造形性によって名高いこのレリーフ(浅浮彫り)は、20世紀初頭にローセルの岩陰で発掘されました。この女性像が意味するところは謎のままですが、その豊満な体つきや手にした角は、豊穣や多産と関係するとも考えられます。日本で初めて紹介されるアキテーヌ博物館の至宝です。

角を持つヴィーナス(ローセルのヴィーナス)
25,000年前頃  石灰岩 縦54cm 横36cm 厚さ15cm

国立西洋美術館 下記展示で展示されます。

◆ ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―

会期:2015年6月23日(火)~9月23日(水・祝)開館時間:午前9時30分~午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時

古代ローマ以来の伝統を誇るワインの生産と海洋貿易がもたらした富を背景に、洗練された独自の都市文化を育んできたフランス南西の港町ボルドー。大西洋のほど近く、ガロンヌ河の流れに沿って三日月のかたちに発展したことから「月の港」とも呼ばれたこの町は、18世紀に繁栄を極め、パリに100年先立って都市整備が進められ、壮麗な古典主義・新古典主義の建築が立ちならぶ景観美をつくり上げました。ボルドー市の全面的な協力を得て実現した本展は、先史時代から現代まで、ボルドーの悠久の歴史と美術を展観するものです。ドラクロワやルドン、ゴヤをはじめ、町にゆかりのある数々の画家や作品を紹介するとともに、名高い《角を持つヴィーナス(ローセルのヴィーナス)》をはじめとする貴重な考古・歴史資料から、在りし日の市民生活を物語る数々の装飾芸術品まで幅広い展示をおこないます。200点を超える多様な作品・資料を通じて、ボルドーをボルドーたらしめているワインとのつながりを道標べに、芳醇なる都市の歴史を旅します。

※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(ただし、7月20日、8月10日、9月21日は開館)、7月21日
料金:当日:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円 前売/団体:一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円


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