旧石器研究へと導いたナイフ [石器]
小海線にゆられること1時間半、列車は国鉄最高地点駅、標高1300mを超す野辺山についた。
矢出川―柏垂―馬場平遺跡と「表採」と親しまれる表面採集の旅の始まりである。
いまから30年以上前の中学2年生の時、その表採の忘れられない記憶がある。
柏垂遺跡で、カッコイイ茂呂型ナイフ形石器を拾ったことだ。
黒曜石の剥片に、二側縁加工を施し、鋭い一辺を残した教科書的なナイフ形石器だ。
思えば30年いろいろとあった。
私を旧石器研究へと導いてくれたこのナイフは、今も私の部屋にあって、私を見続けている。
2009-03-27 07:09
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八ヶ岳さん、ご無沙汰してます。
じっと見る、原点のナイフ形石器。
このブログ、楽しみにしてます。
by まーやん (2009-03-27 23:42)
まーやん さん の
美しい石器写真満載のサイト”石器mode”
も楽しみです。
おたがい中年modeでがんばりましょう!
by 八ケ岳 (2009-03-28 08:16)