石器を描く [方法]
考古学という仕事は、モノやアトを記録する作業が原点にある。
石器の断面図化は、マコ(写真)という型取り器具を使っておこなわれる場合が多い。
鉄の針が並んでいる器具で、石器の表面をキズつけないよう、慎重におこなわねばならない。
もっとも最近ではレーザーによる非接触の図化法もあり、脆弱な遺物には有効であるという。
写真図化も一般的である。
しかし、最近はほんとうに便利になりすぎた。
石器や遺跡が人の手から離れるにつれ、考古学は”考え”なくなった。
2009-03-28 08:34
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コメント(4)
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石器も土器もそうですが、
結局遺物を一番よく見るのって
洗ったり実測したりする時ですよね。
効率化も大事ですが、遺物から離れてはいけませんね。
by A.E.G (2009-03-29 09:15)
・・・と思います。
でも、最近、実測ってしてないなぁー
by 八ケ岳 (2009-03-29 10:16)
目がいいのだけが取り柄でしたが、
最近、老眼になって100均でメガネ買いました。
by jun3519 (2009-03-29 21:54)
私も先日久しぶりに石器を手にとって見て
”見えない!”のです。
老眼に愕然としました。
by 八ケ岳 (2009-03-30 23:57)