馬場平遺跡の尖頭器 [石器]

1章8.jpg

野辺山高原に隣接する川上村馬場平遺跡の尖頭器である。
所蔵は故由井茂也さん。

岩宿以後、各地で旧石器の探索が続いたが、石槍が縄文をさかのぼる遺物となるかが争点となっていた。
そんな時、芹沢長介の目に止まったのが馬場平の石槍である。

千曲川上流の川上村についた芹沢は、かつて石槍が出たという馬場平にたどり着いたが、
住民に「馬場平はどこですか」と尋ねると、「そんなところは知らない」という。
「じゃ、ここはなんてところ」と聞くと
「バッパデエラちゅうずらよ」と返事が返ってきた。

その時、昭和28年の発掘で、ローム層中から石槍が出ることがみごとに確認された。
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