天神小根の駒込頁岩

佐久地方で縄文遺跡などを掘っていると、東北産とおもえるほど良質な珪質頁岩にでくわす。

時には、黒曜石をしのぐほどの量が出るので、東北ではなく、近くに産地がありそうだと考えた。
近年の須藤隆司氏の調査では、佐久市志賀にこの頁岩の産地があることが判明した。

写真は、駒込頁岩と名付けられたもので、写真は地層中に大量に含まれる偽石器。

コメント 4

　愛鷹・箱根でも、特に御子柴・草創期あたりで、「東北？」と思うような「硅質頁岩」の石器（しかも優品）を見掛けますが、佐久産でしょうか？見分け方教えてください。

by あしたかやまのササッパラ (2009-07-14 06:41) 

どうでしょう？
縄文での使用状況を見ると、近隣以外には流れていない感じがあります。
こちらの頁岩は、東北にくらべやや白っぽいのが特徴です。
by 八ケ岳 (2009-07-14 22:11) 

杉久保のナイフも、白っぽい頁岩でしたね。東北でも、凝灰質ならば白っぽいですよ。
地層を探してみてはいかがでしょう。どろんこ起源の頁岩と、「割れ味が違う」と思います。
by にゃんこ (2009-07-15 12:14) 

どろんこ起源の頁岩と、「割れ味が違う」
なるほど、具体的にはどんな感触なんでしょね。
by 八ケ岳 (2009-07-16 21:52)