円空の微笑 [展示]

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円空仏の微笑には、何かしら心をおだやかにさせる魔力がある。

先日、「上州の円空展」を群馬に見に行って、この仏さまに出会った。
像は円空の彫った菅原道真公である。

「東風吹かばにほひをこせよ梅花 主なしとて春を忘るな」
大宰府に左遷された道真が奈良の自宅の梅ノ木を詠んだこの歌はあまりに有名であるが、円空は道真の心情を察し、彫刻の台座の裏に墨で梅の花が描いてあった。
円空の思いの一端にふれた気がした一日だった。

私の博物館でもいつか、円空展をできたらと願っている。
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コメント 1

ロットリング

春な忘れそ
突然失礼します。いつもブログを楽しく拝見させていただいています。
私も博物館に勤めながら、現場で働いています。
博物館は冬になると入館者が減って寂しいです。
春が待ち遠しいですね。

by ロットリング (2009-12-18 21:41) 

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