旧石器考古学者 森嶋稔の言葉 [人物]
「前向きなんかなまぬるい 前のめりに生きろ」
森嶋先生はこういっていた。人の何倍かは仕事をした森嶋稔らしい言葉だ。
その先生が亡くなって10年がたつ。
先生は、教師であり、詩人であり、書を嗜み、また民芸に傾倒した幅の広い人間であった。
「忙しい時ほどいい仕事ができる」
先生はこうもいっていた。まったく同感である。
忙しさは緊張感をつれてくる。
自分自身、ヒマな時ほど余計にグータラしてしまうのである。
なるべく忙しさの中に身をおくようにしている。
しかし、前向きでも、前のめりでもなく、ただマイナス思考な私自身であることは確かだ。
【写真中央が森嶋先生・右隣は坪井清足先生】
2009-12-08 22:59
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コメント(8)
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最近、この「マイナス思考」が仲間内ではちょっとした流行です。
勝間和代的イケイケどんどんは見直し、貴兄も「マイナス思考」でどうですか?
ある意味、デフレ社会にもマッチしますし??
by 八ケ岳 (2009-12-08 23:01)
森嶋先生。
絶対に忘れられない、忘れてはならない学恩の師です。
「一日は24時間しかない。だったら、寝る時間を削るしかないだろう。」
こう、叱咤された日々が昨日の事のように思い起こされます。
毎月、先生のお宅にたむろした水系のメンバーも懐かしいです。
でも、もしご存命なら「君は何をやってんだ!」と叱責されてしまう、今の自分が情けない。私もマイナス思考ですね。・・・ちょっと意味が違うかな。
by つかま (2009-12-08 23:23)
水系、みんなが森嶋宅に集まった頃が懐かしですね。
奥様も亡くなられ、今では先生のお宅はどなたも住まれていないようですが・・・・
by やつがたけ (2009-12-09 23:09)
もしかして左は、宮坂光昭先生でしょうか?
by kuroneko (2009-12-10 21:13)
宮坂先生です。
by 佐久考古 (2009-12-11 10:33)
宮坂先生、武藤雄六先生に発掘でお世話になりました。梨久保、阿久、井戸尻での日々は何ものにもかえがたい貴重な体験でした。こういうのは、後ろ向きだけどマイナス思考じゃ無いと思ってるんです。後ろ向きになって尻のほうから前進中、、、
日本人のルーツは東南アジア系かもというニュースが、でました。インドネシアでは9万年の石器もあるし、砂原の石器も、似てる?
by kuroneko (2009-12-11 12:02)
クロネコ様、いい遺跡掘りましたね。
武藤さん、先日お見かけしましたがお元気でしたよ。
髪もフサフサでした。
砂原って石器なんですかねぇ。
出土環境がポイントですね。
by 佐久考古 (2009-12-12 13:18)
いい遺跡といい先生に恵まれまして、、、
砂原って名前が示すように、砂原にある「遺跡」、
石器の堆積時には地表だというのですよね。
上のテフラは一発フォールですかね。
その問題と、石器であるか、ということですね?
いにしえの金木のレキ、偽石器の小さいのはやっぱり鈍角が多い。でも刃部もどきもある。全体で見ると、やはりノー
by kuroneko (2009-12-12 21:33)