3月 中ッ原5B地点の調査から20年 [遺跡]
赤土の中から”荒屋型彫刻刀”が顔をのぞかせた。
ちょうど20年前の3月、私たちは野辺山高原の中ッ原5B地点の発掘調査を行った。
無鉄砲にも、手弁当で行った思い出深い発掘だ。
良好な削片系細石刃石器群が、検出された。
写真は”荒屋型彫刻刀”を手にもつジュンクワ氏(新婚時代)。左はホサカさん。
私は写真を撮る側で、28歳。みんな若かった。
あれから早くも20年がすぎて、みんなそれぞれの道を歩んだ。
当時、明治大学3年生だった小口達志君は、3年前、天に召された。
残された10~20年も、野辺山というフィールドを忘れずに歩みたい。
2010-02-28 22:53
nice!(0)
コメント(5)
トラックバック(0)
懐かしい写真です。
この時はたしか(あとで妻に確認しますが)平成元年12月に生まれたまた、4か月の長女を森のファミリーさんにおいて、調査に参加させてもらいました。
長女も成人式を迎えましたから、ちょうど20年ということになりますね。
by ジュンクワ (2010-03-01 02:14)
野辺山に遊びに行くという名目で、家族4人でお邪魔致しました。
あの時、発掘の真似事をした娘も、まだ赤ん坊だった息子も共に社会人。
時間が経つのは早いものです。
それにしても、小口さんの事は知りませんでした。
by AT (2010-03-02 19:42)
みんな若かったですね。
小口君は、40歳の若さで、当時2歳になった男の子を残して旅だちました。
なんともやりきれない気持ちです。
by 八ケ岳 (2010-03-02 21:20)
小口さん、私の夢にはよく出てきます。
あいかわらず、傍若無人な人ですよ(笑)。
(すみません、中ッ原とは関係ないですね)
by A.E.G (2010-03-03 19:05)
小口が調査の時、野辺山で発見した「わらび食堂」は、ソースカツどんがとってもうまい店で、みんなでよく行きました。
野辺山の美術民俗資料館の東のお店です。
でも10年くらい前からコリアン・バーに姿を変えていました。
by 八ケ岳 (2010-03-03 23:43)