3月 中ッ原5B地点の調査から20年 [遺跡]

F11[1].jpg

赤土の中から”荒屋型彫刻刀”が顔をのぞかせた。

ちょうど20年前の3月、私たちは野辺山高原の中ッ原5B地点の発掘調査を行った。
無鉄砲にも、手弁当で行った思い出深い発掘だ。
良好な削片系細石刃石器群が、検出された。

写真は”荒屋型彫刻刀”を手にもつジュンクワ氏(新婚時代)。左はホサカさん。
私は写真を撮る側で、28歳。みんな若かった。

あれから早くも20年がすぎて、みんなそれぞれの道を歩んだ。
当時、明治大学3年生だった小口達志君は、3年前、天に召された。

残された10~20年も、野辺山というフィールドを忘れずに歩みたい。
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コメント 5

ジュンクワ

懐かしい写真です。
この時はたしか(あとで妻に確認しますが)平成元年12月に生まれたまた、4か月の長女を森のファミリーさんにおいて、調査に参加させてもらいました。
長女も成人式を迎えましたから、ちょうど20年ということになりますね。
by ジュンクワ (2010-03-01 02:14) 

AT  

野辺山に遊びに行くという名目で、家族4人でお邪魔致しました。
あの時、発掘の真似事をした娘も、まだ赤ん坊だった息子も共に社会人。
時間が経つのは早いものです。

それにしても、小口さんの事は知りませんでした。

by AT   (2010-03-02 19:42) 

八ケ岳

みんな若かったですね。

小口君は、40歳の若さで、当時2歳になった男の子を残して旅だちました。
なんともやりきれない気持ちです。
by 八ケ岳 (2010-03-02 21:20) 

A.E.G

小口さん、私の夢にはよく出てきます。
あいかわらず、傍若無人な人ですよ(笑)。

(すみません、中ッ原とは関係ないですね)
by A.E.G (2010-03-03 19:05) 

八ケ岳

小口が調査の時、野辺山で発見した「わらび食堂」は、ソースカツどんがとってもうまい店で、みんなでよく行きました。
野辺山の美術民俗資料館の東のお店です。

でも10年くらい前からコリアン・バーに姿を変えていました。
by 八ケ岳 (2010-03-03 23:43) 

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