まぼろしの石器トレース処女作発見! [石器]

yatsugi.jpg

大昔のファイルの中から、中学2年生の時(1975)の石器トレース図が出てきた。
この頃クラスでは考古学ブームで、男子6名は石器の図を書いていた(ハぁ?)。
長野はけっこうこんなオタク的世界が、当時あちこちで見られた。

石器は群馬県矢継(やつぎ)遺跡の神子柴型尖頭器。
当時国学院大学生だった前原豊さんに借りて実測したもので、
私の石器実測・トレースの処女作のひとつである。

前原さんや川島さんに教わって実測したが、なんとヘタクソなことか。
その頃、前原さんのフィッシャー表現は、白石浩之風(って何)だったので、
必然、私の図も浩之風である(今は異なるフィッシャー表現です)。
生意気にもこの頃から旧石器だけにしか興味がなかった。

その後、神子柴遺跡のホンモノのポイントを実測する機会に恵まれた。
なんと幸運な「石器人生」なのだろう。

図も中学2年よりはマシになったと思う。


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コメント 2

ジュンクワ

それにしても中学2年生で石器のそれもヤジリなんかではなく、ポイントの実測をしていたとは、なんとも早熟な研究者ですね。
私の中2の頃は黒曜石を拾ったりはしてましたが、野球ばかりやっていました。
by ジュンクワ (2010-03-25 21:24) 

八ケ岳

たまたま国学院大生がいたからにすぎません。
私だけではなく友達も書いてました。
藤森栄一ブームでしたので。

ジュンクワさんだって、中学の頃、尊敬芹沢長介先生とか本に書き込みを入れてませんでしたっけ。
中坊が背伸びをしていた、そんな時代でしょう。

その頃の石器説明に
「たくみに使用痕がつけてある」
と書いてありました。
わかってねぇな~もう。
by 八ケ岳 (2010-03-25 23:58) 

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