安斎正人さん 新刊 『日本人とは何か』 [図書]

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手元に1冊の本が届いた。

『日本人とは何か』安斎正人著 とある。

驚いた。
かつての安斎さんなら、「日本人」といったこの種の発問はしないはずだ。
そして一般読者に向けた書とある。

さらに驚いたのは、カバーを覆い尽くす実測図。神子柴の石器の拙図ではないか。

かつて神子柴の報告書を出した時、表紙に黒と白の尖頭器を象徴的にデザインした。
これはその年、東大をやめる安斎さんの象徴論への、リスペクトの意味もあった。
(本人に伝えたかどうかは覚えていない)
とはいえ、それに対するひとつの投げかけでもあるまい。

「私たちホモ・サピエンスの行動と進化をたどり、景観・デザイン・色彩をキーワードにして、私たち日本人の祖先、とくに縄紋人の心に迫ったつもりだ」緒言にある。

この6月、春成秀爾さんと神子柴遺跡に立ったおり、その景観的象徴性については、
不可解な部分が残った。が、まずは安斎説からページを繰ってみたい。

柏書房 A5版 上製カバー装 334頁 2600円+税



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