中ッ原細石刃石器群の展示 [展示]
私の勤めている博物館は、浅間縄文ミュージアムであるので、基本的に縄文時代の以外の常設展示はおこなっていない。
しかし、プレ縄文というこじつけのもと、館の導入部で、細石刃石器群を1ケース展示してみた。
私が90年、95年、96年と掘った野辺山高原の中ッ原細石刃石器群は、5B遺跡と1G遺跡に分かれ、いずれも北方系の細石刃石器群である。
当時、よくもまあ科研ももたず、費用的な裏付けもないまま3回も発掘をおこなったものだ。
今回、削片系の細石刃石核や、細石刃などを展示した。ついでに矢出川のマイクロコアの展示もおこなった。
普段は収蔵庫に入っているので、ぜひ見ていただければと考えた。
ところで、冬の博物館にはあまりヒトが来ない。夜の動物園といっしょである(違うか?)。
先週の火・水・木は、見学者ゼロ。
この状況は、2月いっぱいまで続く。
細石刃の展示、どうやら学芸員が自己満足で見ているだけで終わりそうである。
2010-12-12 20:31
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コメント(5)
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いつまでですか?
何とか時間をつくれないものか。
何時ごろから雪が積もるのでしょうか。埼玉と同じに考えてさしつかいございませんか?
by みぎわ はるひこ (2010-12-12 21:19)
さほどの展示ではございません。
お越しになれる時までずっと展示しておきます。あたたかい春になってでも。
by 八ケ岳 (2010-12-12 21:34)
何とか時間をやりくりします。奈良に帰る前に。
by みぎわ はるひこ (2010-12-13 12:31)
科研費のなく、予算もない中での調査でしたが、楽しかったですね。
最初の調査から20年も経ちます。
4か月で野辺山に連れて行った長女も昨日21歳になりました。
by ジュンクワ (2010-12-14 00:32)
もうあんな無茶をする発掘はできないですね。
オヤジですから・・・
by 八ケ岳 (2010-12-16 23:15)