『ヒトの進化七〇〇万年史』 [新刊]

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人類学の著作を次々に刊行してきた河合信和さんだが、最近すこし静かな感じがした。

・・・と思ったら本日、 『ヒトの進化七〇〇万年史』(ちくま新書) が届いた。

その著作では、いつも最新の情報が掲載となっているが、本書でも2010年ドイツのマックス・プランク研究所がDNA分析で突きとめたシベリアのデニソワ人のことまで書いてある。
ホモ・フロレシエンシスのおかれた現状もわかりやすい。
もちろん700年前のチャデンシスや、東大総合研究博物館の諏訪元氏などの仕事になるラミダスのことなども冒頭に登場する。

【ついでながら「あとがき」で諏訪元氏が朝日賞を受けていたのは初めて聞いた。考古学では坪井清足先生が、宮崎駿や村上春樹、山中伸弥、下村脩氏らも朝日賞を受けている。】

ヒトの進化七〇〇万年の最新情報を知る格好のテキストであろう。

ちくま新書879 280頁 860円+税
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