大学等所属以外の考古学研究者にも科学研究費を [研究]

本日の朝日新聞の朝刊に、宮代栄一さんの書いた科研費の記事が出た。

八ケ岳のインタビューも載っている。
http://digital.asahi.com/20120209/pages/life.html

いわゆる地方自治体所属の行政内研究者のほとんどが、文科省の認定する研究機関に所属することにならないため、科研費を取得するための研究者番号をもたないのだ。

幸運にも私は、明治大学に所属したため研究者番号があって、
今年度より4年間の科学研究費(基盤研究C)をいただけた。
約1/3の科研採択率の状況をくぐり抜けたのだ。
しかし、これまで自分で資金を工面して発掘をしたり、研究書を刊行したりと、
金策はほんとうに大変だった。

その一方で、膨大な研究費を取得したものの、使い道に困る研究者の風評も耳にする。
もうすこし科研の窓口を広くして地域研究者もに行き渡らせてもらえないものだろうか?
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ジュンクワ

なかなかタイムリーな記事ですね。

10年以上前に八ヶ岳さんの申請書を参考にして、20万円の科研費をいただいたことがあります。

科研が当たって、うれしくなった私は、その年、調査旅行や学会出席など積極的に参加し、もらった科研の3倍以上使ってしまいました。

その後は、すべて自腹なので控えていますが、それでも相当な額が研究活動にかかっています。

地域研究者に広くということは、ぜひ、お願いしたいものです。

by ジュンクワ (2012-02-10 20:35) 

八ケ岳

あらまっ!
科研が呼び水になって、かえって出費がかさんだとは・・・・失礼しました。

いずれにしても、特定の研究者に偏らない研究費分配をしてほしいものですね。

by 八ケ岳 (2012-02-10 23:27) 

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