「旧石器時代の女性像と線刻棒」ほか掲載 歴博研究報告刊行 [図書]

img379.jpg

歴博研究報告第172集『東アジア先史時代の定住化過程の研究』が刊行となった。

「旧石器時代の女性像と線刻棒」 春成秀爾
「日本列島における土器出現期の較正年代について」 工藤雄一郎
上黒岩遺跡の石器や生活空間など、先の上黒岩遺跡の報告の続編にもあたる報告がいくつかなされている。

巻頭の春成論文は、いわゆるビーナス像について65頁にもおよぶ長編で、これに世界各地ビーナス像の集成図18枚が付き、圧巻である。春成ワールドの真骨頂ともいえる論の展開だが、集成図もまた利便性が高い。筆者のよく知らなかったビーナス像もいくつかあり、よくぞここまで執念深く(深謝)あつめたものだと感心した。
工藤論文は、「13000年問題」も含め土器出現期の較正年代をどのようにとらえていくかの針路が示されている。
また、綿貫俊一による上黒岩遺跡のの石器論も見逃せない。

入手は、以下の財団法人歴史民俗博物館振興会より行える。

A4版 475頁 定価 ¥3,200 送料 ¥450
財団法人歴史民俗博物館振興会 http://www.rekishin.or.jp/f-guzzu.htm
住所: 285-0017 千葉県佐倉市城内町117 国立歴史民俗博物館内
電話: 043-486-8011   E-mail:shop@rekishin.or.jp


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。