『旧人・新人の狩猟具と狩猟法』(交替劇プロジェクト) [研究会]

交替劇プロジェクト『旧人・新人の狩猟具と狩猟法』のお知らせです。

開催日程:2013年2月9日(土)・10日(日)
開催場所:東北大学川内キャンパス 文学部第一講義室
発表25分・質疑応答15分

趣旨:新人ホモ・サピエンスは、投槍器や弓矢といった遠隔射撃を可能にする投射具を開発し、これにより狩猟法や対象獣の幅を広げていったと考えられる。一方、旧人ネアンデルタールに関しては、飛び道具の使用に関して否定的な意見が多い。人類の狩猟法はいかに進化し、新人と旧人との間に、狩猟法において生存競争を左右する決定的な差異は存在したのか?本合同研究会では、考古学、同位体分析、生体力学、霊長類研究、文化人類学の観点から、この問題について議論し、旧人・新人の狩猟戦略の違いが両者の交替劇に関与した可能性について議論したい。

◎プログラム
一日目

13:00-13:10 趣旨説明

13:10-13:50 小野 昭(明治大学)「組み合わせ狩猟具が出現するまで:シェーニンゲンの木製槍とその対象物」
13:50-14:30 佐野勝宏(東北大学)「複合的狩猟技術の出現:新人のイノベーション」
14:30-15:10 阿子島香(東北大学) 「バッファロー・ハンター、トナカイ・ハンターの遺跡と「民族考古学」」
休憩 15:10-15:25
15:25-16:05 米田 穣(東京大学)「同位体分析からみた旧人・新人の食料獲得行動」
16:05-16:45 日暮泰男(大阪大学)「旧人・新人の投擲運動:生体力学的検討」
休憩 16:45-17:00
討論 17:00-17:45
懇親会 19:00-

二日目
09:00-09:40 早木仁成(神戸学院大学)「チンパンジーの狩猟」
09:40-10:20 林 耕次(神戸学院大学)「アフリカの狩猟採集民の狩猟史:とくに狩猟方法と狩猟具について」
10:20-11:00 窪田幸子(神戸大学)「オーストラリア・アボリジニの投槍器と槍—狩猟採集技術の一考察」
休憩 11:00-11:15
コメント 11:15-11:30 池谷和信(国立民族学博物館)
総合討論 11:30-12:30

主催:文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究「交替劇」A01/A02/B02班
共催:東北大学大学院文学研究科考古学専攻分野
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