雨の慕情 [思考漂流]

明治大学博物館にいくと時々立ち寄るところがある。同じフロアの”阿久悠”の展示室である。

阿久悠は、ピンクレディーのUFOから、沢田ケンジの勝手にしやがれまで数多く作詞を手掛けているが、私の好きなのは彼の演歌の詞である。

最も好きなのは、八代亜紀の”雨の慕情”である。舟歌も名曲だが、やはり”雨の慕情”だ。
憎い、恋しい、憎い、恋しい、曇り空ならいつも恋しい・・・。
愛憎入り混じった歌詞が、八代亜紀のかすれた声で紡がれる。

以前は、長距離トラックの背もたれには、かならず八代亜紀のポスターがあった。
たまには、E.YAZAWAだったが、今は、アユもある。

本日、国立歴史民俗博物館で会議があり、帰りに乗換の上野駅でワンカップを飲んだら、
こんなことが頭にうかんだ。

そういえば”時代おくれ”という詞もあった。歌は河島英吾である。
イラストレータも駆使できず、丸ペンにインクをつけて、石器をトレースする私は、
まさに”時代遅れ”の男である。

そういえばもう、今年も終わりではないか・・・無駄に年を重ねてきた男がここにいる。


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