エリカ 奇跡のいのち [独書日記]

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エリカといっても、エリカ様のことではない。

ドイツのユダヤ人捕虜収容所に向かう列車の中から、奇跡的に生き延びた少女の物語。
命とは何か、戦争とは何かを深く語りかける絵本である。

内容もさることながら、造本も美しい。
先日、訳者の柳田邦男氏の講演会があり、「大人こそ絵本を」と言っていた。
同感である。
私も時々は絵本を求め、頁をめくり、子供の小学校で読み聞かせをさせてもらうことがある。

電子書籍が幅をきかす時代、手元に置いて何度もめくりたいのが絵本というものだ。

講談社刊 ルース・バンダー・ジー:文 柳田邦男:訳

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