九州旧石器文化研究会 第40回記念大会 [研究会]
九州旧石器文化研究会 第40回記念大会のご案内
ぜひ、ご参加ください。
九州旧石器時代の人類文化と遺跡群の成り立ち
―石器組成・技術・石材・遺構からみた九州旧石器文化の特質―
日本列島西端に位置する九州島は、旧石器時代の海水面低下によって朝鮮半島や中国大陸により近接し、列島における新たな文化の導入口としての役割を担ってきた。また一方で、およそ3万年前に起こった南九州の姶良火山の大噴火は、当時の植生や地理的環境に壊滅的打撃を与えた大規模な自然災害でもあった。さらに西北九州の黒曜石やサヌカイト、東・南九州の流紋岩やチャート等、それぞれの地域に石器石材となる豊富な原産地を控えていた。
こうした環境的特質を持つ旧石器時代の九州地方には、河川、平野、台地等を単位とする遺跡群が各地に形成されていたことが明らかになっている。この列島の他地方においても類をみない、大規模な遺跡群が成立した背景には、それぞれの地理的環境や資源環境によって規定された人類活動があったことが予測される。そして、そのまとまりは当時の集団の行動領域を示すものとしても認識できる。
これまで私ども九州旧石器文化研究会は、石器組成や技術、石材、遺構等、さまざまな視点によって各時期の石器文化に関する研究活動を行い、その成果を公表してきた。このたび40回という節目を迎えるにあたり、これまでの研究の蓄積を踏まえながら、九州地方における旧石器時代遺跡群の成り立ちを各地域の石器文化から捉えることを試みる。そして、あらためて列島旧石器時代における九州旧石器文化の特質を探ってみたい。
開 催 日 2014(平成26)年 9月13日(土)・14日(日)
会 場 熊本市国際交流会館 6・7階 ホール
(熊本県熊本市中央区花畑町4-18 ℡.096-359-2020)
〔1日目 9月13日(土)〕
受 付 12:00~13:00
開会行事 13:00~13:10
記念講演 13:10~14:30
橘 昌信 氏(別府大学名誉教授)
「九州旧石器時代研究の展望」
休 憩 14:30~14:50 ※資料見学時間を兼ねる
【シンポジウム:九州旧石器時代の人類文化と遺跡群の成り立ち】
基調報告「琉球列島の旧石器人とその文化」 山崎真治(沖縄県立博物館・美術館) 14:50~15:40
〔第1部 九州島の遺跡群をめぐる諸問題 〕 15:40~17:30
問題提起「九州島における遺跡群研究の課題」杉原敏之(九州歴史資料館) 15:40~16:00
発表1「九州島の石刃技法と遺跡群」 藤木 聡(宮崎県立西都原考古博物館)16:00~16:30
発表2「石材資源と人類活動」 鎌田洋昭(指宿市教育委員会) 16:30~17:00
発表3「石器群からみた遺跡群形成」 松本 茂(宮崎県教育委員会) 17:00~17:30
懇 親 会 18:30~21:00 会場 熊本交通センターホテル
(熊本市中央区桜町3-10 ℡.096-326-8828)
〔2日目 9月14日(日)〕
〔第2部 姶良火山噴火後の九州における遺跡群の成り立ち〕 9:10~12:15
発表1「南九州の遺跡群」 馬籠亮道(鹿児島県教育庁) 9:10~9:35
発表2「宮崎平野の遺跡群」 秋成雅博(宮崎市教育委員会) 9:35~10:00
発表3「大野川流域と五ヶ瀬川流域の遺跡群」沖野 誠(宮崎県埋蔵文化財センター)10:00~10:25
休 憩 10:25~10:40 ※ 資料見学時間を兼ねる
発表4「阿蘇外輪山周辺の遺跡群」 岩谷史記(熊本市観光文化交流局) 10:40~11:05
発表5「島原半島・百花台遺跡群」 辻田直人(雲仙市教育委員会) 11:05~11:30
発表6「上場台地と遺跡群」 越知睦和(宇美町教育委員会) 11:30~11:55
コメント「九州島の諸事情から」 荻 幸二(中津市教育委員会) 11:55~12:15
休 憩 12:15~13:30 ※昼食・資料見学時間を兼ねる
シンポジウム 「九州旧石器時代の人類文化と遺跡群の成り立ち」 13:30~15:00
司会 村﨑孝宏(熊本県教育委員会)
杉原敏之(九州歴史資料館)
閉会行事 15:00
資料見学
1 見学時間 9月13日(土) 12:00~13:00,14:30~14:50
9月14日(日) 10:25~10:40,12:15~13:30
2 見学会場 熊本市国際交流会館 5階 中会議室
3 展示資料 乙植木山城戸遺跡(福岡県)、三年山遺跡(佐賀県)、百花台遺跡・龍王遺跡・野岳遺跡・堤西牟田遺跡(長崎県)、出羽洞穴・俵石第2遺跡・舟川第2遺跡・上猪ノ原遺跡・坂元遺跡・池増遺跡(宮崎県) ほか(現在調整中)
研究会への参加・申込み等
1 参加費等 参加費:無料(ただし資料は有料頒布)
予稿集代:4,000円(予定)
懇親会費:6,000円(予定)
2 宿 泊 宿泊については特に斡旋はいたしません。お手数ですが各自で手配ください。なお懇親会場の熊本交通センターホテルは懇親会に参加する場合の安価な宿泊料金プランもあるようです。詳しくは直接お問い合わせください。
3 申込方法 参加ご希望の方は、
①参加者氏名・所属(複数の場合でも全員分ご連絡ください)
②連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス等)
③1日目参加・2日目参加の有無
④懇親会参加の有無
⑤図書交換希望の有無(スペース確保の関係上必ず事前にご連絡ください)
を明記の上、下記宛て郵便、ファックス、E-mailにて お申込みください。
申込み締切日 2014年8月20日(水)
申込・連絡先 〒862-8609 熊本県熊本市中央区水前寺6-18-1
熊本県教育庁文化課内 村﨑 孝宏 宛
TEL:096-333-2706 / FAX:096-384-7220
E-mail:murasaki-t-dhアットマークpref.kumamoto.lg.jp(村﨑 孝宏)
iwatani.shikiアットマークcity.kumamoto.lg.jp(岩谷 史記)
ぜひ、ご参加ください。
九州旧石器時代の人類文化と遺跡群の成り立ち
―石器組成・技術・石材・遺構からみた九州旧石器文化の特質―
日本列島西端に位置する九州島は、旧石器時代の海水面低下によって朝鮮半島や中国大陸により近接し、列島における新たな文化の導入口としての役割を担ってきた。また一方で、およそ3万年前に起こった南九州の姶良火山の大噴火は、当時の植生や地理的環境に壊滅的打撃を与えた大規模な自然災害でもあった。さらに西北九州の黒曜石やサヌカイト、東・南九州の流紋岩やチャート等、それぞれの地域に石器石材となる豊富な原産地を控えていた。
こうした環境的特質を持つ旧石器時代の九州地方には、河川、平野、台地等を単位とする遺跡群が各地に形成されていたことが明らかになっている。この列島の他地方においても類をみない、大規模な遺跡群が成立した背景には、それぞれの地理的環境や資源環境によって規定された人類活動があったことが予測される。そして、そのまとまりは当時の集団の行動領域を示すものとしても認識できる。
これまで私ども九州旧石器文化研究会は、石器組成や技術、石材、遺構等、さまざまな視点によって各時期の石器文化に関する研究活動を行い、その成果を公表してきた。このたび40回という節目を迎えるにあたり、これまでの研究の蓄積を踏まえながら、九州地方における旧石器時代遺跡群の成り立ちを各地域の石器文化から捉えることを試みる。そして、あらためて列島旧石器時代における九州旧石器文化の特質を探ってみたい。
開 催 日 2014(平成26)年 9月13日(土)・14日(日)
会 場 熊本市国際交流会館 6・7階 ホール
(熊本県熊本市中央区花畑町4-18 ℡.096-359-2020)
〔1日目 9月13日(土)〕
受 付 12:00~13:00
開会行事 13:00~13:10
記念講演 13:10~14:30
橘 昌信 氏(別府大学名誉教授)
「九州旧石器時代研究の展望」
休 憩 14:30~14:50 ※資料見学時間を兼ねる
【シンポジウム:九州旧石器時代の人類文化と遺跡群の成り立ち】
基調報告「琉球列島の旧石器人とその文化」 山崎真治(沖縄県立博物館・美術館) 14:50~15:40
〔第1部 九州島の遺跡群をめぐる諸問題 〕 15:40~17:30
問題提起「九州島における遺跡群研究の課題」杉原敏之(九州歴史資料館) 15:40~16:00
発表1「九州島の石刃技法と遺跡群」 藤木 聡(宮崎県立西都原考古博物館)16:00~16:30
発表2「石材資源と人類活動」 鎌田洋昭(指宿市教育委員会) 16:30~17:00
発表3「石器群からみた遺跡群形成」 松本 茂(宮崎県教育委員会) 17:00~17:30
懇 親 会 18:30~21:00 会場 熊本交通センターホテル
(熊本市中央区桜町3-10 ℡.096-326-8828)
〔2日目 9月14日(日)〕
〔第2部 姶良火山噴火後の九州における遺跡群の成り立ち〕 9:10~12:15
発表1「南九州の遺跡群」 馬籠亮道(鹿児島県教育庁) 9:10~9:35
発表2「宮崎平野の遺跡群」 秋成雅博(宮崎市教育委員会) 9:35~10:00
発表3「大野川流域と五ヶ瀬川流域の遺跡群」沖野 誠(宮崎県埋蔵文化財センター)10:00~10:25
休 憩 10:25~10:40 ※ 資料見学時間を兼ねる
発表4「阿蘇外輪山周辺の遺跡群」 岩谷史記(熊本市観光文化交流局) 10:40~11:05
発表5「島原半島・百花台遺跡群」 辻田直人(雲仙市教育委員会) 11:05~11:30
発表6「上場台地と遺跡群」 越知睦和(宇美町教育委員会) 11:30~11:55
コメント「九州島の諸事情から」 荻 幸二(中津市教育委員会) 11:55~12:15
休 憩 12:15~13:30 ※昼食・資料見学時間を兼ねる
シンポジウム 「九州旧石器時代の人類文化と遺跡群の成り立ち」 13:30~15:00
司会 村﨑孝宏(熊本県教育委員会)
杉原敏之(九州歴史資料館)
閉会行事 15:00
資料見学
1 見学時間 9月13日(土) 12:00~13:00,14:30~14:50
9月14日(日) 10:25~10:40,12:15~13:30
2 見学会場 熊本市国際交流会館 5階 中会議室
3 展示資料 乙植木山城戸遺跡(福岡県)、三年山遺跡(佐賀県)、百花台遺跡・龍王遺跡・野岳遺跡・堤西牟田遺跡(長崎県)、出羽洞穴・俵石第2遺跡・舟川第2遺跡・上猪ノ原遺跡・坂元遺跡・池増遺跡(宮崎県) ほか(現在調整中)
研究会への参加・申込み等
1 参加費等 参加費:無料(ただし資料は有料頒布)
予稿集代:4,000円(予定)
懇親会費:6,000円(予定)
2 宿 泊 宿泊については特に斡旋はいたしません。お手数ですが各自で手配ください。なお懇親会場の熊本交通センターホテルは懇親会に参加する場合の安価な宿泊料金プランもあるようです。詳しくは直接お問い合わせください。
3 申込方法 参加ご希望の方は、
①参加者氏名・所属(複数の場合でも全員分ご連絡ください)
②連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス等)
③1日目参加・2日目参加の有無
④懇親会参加の有無
⑤図書交換希望の有無(スペース確保の関係上必ず事前にご連絡ください)
を明記の上、下記宛て郵便、ファックス、E-mailにて お申込みください。
申込み締切日 2014年8月20日(水)
申込・連絡先 〒862-8609 熊本県熊本市中央区水前寺6-18-1
熊本県教育庁文化課内 村﨑 孝宏 宛
TEL:096-333-2706 / FAX:096-384-7220
E-mail:murasaki-t-dhアットマークpref.kumamoto.lg.jp(村﨑 孝宏)
iwatani.shikiアットマークcity.kumamoto.lg.jp(岩谷 史記)
2014-06-28 13:00
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